わたしたちの医院の名前には「兄弟」という文字が含まれています。この医院を開業するまでに、わたしたちが歯科医療を学ぶ中で感じていたのは、その進歩や発展スピードの速さです。数十年前と比較して、医療機器はもちろん、治療方法もはるかに進歩しています。歯科医師一人で全てを担える時代ではもうない、というのが兄弟の一致する考えでした。
分野についても、歯周病、口腔外科、顕微鏡歯科、など細分化が進み、それぞれの分野に学会が存在します。専門性を高めようとすればするほど、一人では限界がある、とも感じていました。兄弟3人が協力し合うことで、1人では成し得ない最高の治療を届けたい、そのような想いから、高田兄弟歯科・矯正歯科、と名付けました。
兄弟だからこそ、治療方針などについて、徹底的に議論することができます。社会人として働かれている方なら、誰もが職場の人間関係で悩んだり、グチを言ったり、があると思います。その点も兄弟なら、思ったことは互いにはっきり言いますし、余計な気遣いも不要です。お互いに技術を研鑽し、いずれは「名古屋の天白区周辺はなぜか自分の歯が残っている人が多い」と注目されるような、そんな地域貢献を目指してまいります。
高田兄弟歯科・矯正歯科では、患者様の歯のトラブルを根本から改善したいと考えています。そのため、自費診療でお願いすることがございます。
保険診療は応急処置としての治療しかできず、治療時間もあまりかけられません。歯を失う原因の大半が、歯周病や虫歯の再発の繰り返しのためです。「徹底的かつ根本的な治療」が得意なのが自費治療です。高田兄弟歯科・矯正歯科は、この根本治療の技術力に自信があります。今ある歯を将来的にも残すために、ぜひ高田兄弟歯科・矯正歯科にお任せください。
このように言うと、驚かれる方もいらっしゃるかもわかりませんが、歯科における保険診療は「ひとまず痛みを取り除く」「なんとか噛めるようにする」といった、最低限の生活を営めるようにすることに力点がおかれた制度なのです。ケガをした際の止血処置のように、応急処置的な治療が保険診療なのです。
保険診療として取り扱うことができる治療は、使用できる材料や器具などにも制約があり、また、諸外国と比較して桁違いに安い公定価格が定められています。赤字にならないように保険診療を行おうとすると、時間もかけられず、対処療法になってしまわざるをえません。
最初は小さな虫歯も、保険診療で治療を行えば、精密な詰めものやかぶせ物を作ることが制限されるため、やがて虫歯が再発し、治療を繰り返すうちに神経を抜く、歯を抜く、といった結末を迎えます。そこからは入れ歯での生活が始まります。いきなり歯がごっそり抜けて総入れ歯になる方はいらっしゃいません。始まりは1本の歯、小さな虫歯などからなのです。
一方の自費診療は、国際的に適正といえる価格で、その分、時間や使用できる材料には制約がないため、歯科医師にとって理想的な治療を提供することができます。いいものを作るには、どうしてもそれなりの費用や時間がかかります。もちろん、そのためには、常に新しい治療方法を学ぶために学会や研修会に参加したり、同じような志を持つ歯科医師同士で症例を検討したりと、診療所の外や診療時間外の修練が欠かせません。
髙田兄弟歯科では、この自費診療による質の高い、長期的に良い状態が続く治療を目指して診療を行っております。
ぜひ、ご自身やご家族の歯にはかけがえのない価値があることをご理解いただけたらと思います。初めての方向けのリーフレットを医院受付にご用意しておりますので、お気軽にお立ち寄りください。
もちろん、保険診療主体のクリニックを批判するわけではありません。しかし、大半の歯科医師は、自分自身や家族の治療には、自費診療を選択しています。 子どもさんがいらっしゃるご家庭であれば、毎日の食事をファーストフードばかり与えるか、あるいは、素材や産地、調理方法、栄養バランスなどにこだわった料理を与えるか、その違いが保険と自費の違いに例えられるかもしれません。
歯は、視力や聴力と同様に、失って初めてその価値に気づくものなのかもしれません。しかし歯の場合、失わないように予防することができます。失ってしまった場合も、機能を回復させる治療方法も確立されています。
8020運動をご存知ですか?1989年より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。その根拠として、20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。
東京歯科大学の研究チームが、千葉県在住の8020運動達成者を対象に行った研究によると、「若い頃の歯並びはどうだったか」という質問に対し、85.4%の人が「(若い頃の歯並びは)よかった」または「比較的よかった」と回答しています。また、そのほとんどが正常咬合(出っ歯や受け口などではない状態)でした。歯並びが良いと、28本の歯にバランスよく力が分散されることになります。ところが、歯並びや噛み合わせに問題があると、ある特定の歯にばかり負担がかかり続けることで、歯を失いやすくなるのです。
残念ながら、歯並びが悪いと、歯ブラシが届かない部分に磨き残しができ、虫歯になりやすくなります。さらに、歯を支える骨が通常より薄くなってしまうことで、歯周病になりやすくなるリスクもあります。歯並びが悪いと、虫歯や歯周病のリスクが高くなり、その結果、将来歯を失うリクスも高くなってしまいます。
つまり、虫歯や歯周病のリスクを最小化するためには、この根本となる歯並びの改善が必要になるのです。その根本的な改善方法が、矯正治療なのです。
矯正期間中はある程度の不便もありますが、いつまでも自分の歯で食事を楽しむために今できる最大の予防法でもあります。