私たちイルカ歯科医院は、常に新しいテクノロジーを取り入れることを最優先事項の1つと考え、常に進化し続けることを念頭に置きながら日々の業務に当たっています。
ここ最近で起こった当法人の進化は、デジタルトランスフォーメーション(DX)です。
1つ例を挙げますね。口腔内スキャナーを導入したことで、歯型取りの苦痛が大幅に改善されました。粘土のような型取り材を歯に押し付けられていたあの苦痛を感じなくていいんです。オエッとくるのを我慢しなくていいんです。
補綴物、つまり差し歯や入れ歯のことですが、これまでは手作業で歯科技工士が、時には徹夜をして作っていた時代がありました。
もしかしたら今でもそんなところがあるかもしれません。
しかし現在は、口腔内スキャナーで得たデジタルデータをもとに、技工士はコンピュータ上でデジタルデザインに専念することができ、
あとはミリングマシーンが昼夜を問わず補綴物の作製をしてくれますので、技工士の負担も軽減されたのです。
今まで手間ひまかけて手作業でおこなっていたアナログの補綴物の作製ですが、実際にお口に入れる時、何度も何度も調整が必要でした。
現在は、完全な再現性のあるデジタルデータを元に作製されるため、実際にお口の中に入れたときの調整がほとんど要らないくらいの精度で仕上がってきます。
つまり、患者様が診療台でお口を開けたままの状態で横になっている時間を大幅に短縮することができたのです。
このように、口腔内スキャナー1つをとってみてもデジタルトランスフォーメーションは、患者様の身体的・時間的負担を軽減しただけでなく、私たちスタッフの働き方にも大きな恩恵をもたらしてくれたと言えます。